誰でも出来る!効率良くプログラムを書くたった1つの考え方
「参考書やサイトのサンプルで長いコードが書かれてるけどこんなに書くの…?」
「仕事のプログラムって毎回膨大な量を書かなきゃいけなくて大変そう…」
実は現場ではコツさえ掴んでしまえばそれほどコードを書かなくて済みます。
ここではプログラムを書く際の基本中の基本、王道的な考え方を教えます。
■テンプレート
早速結論からですが、それはテンプレートと呼ばれる、良く使うコードを予め用意しておくことです。
なぜテンプレートが有効かというと、ゼロから書くよりも時短・効率的になるからです。
仕事現場では様々な案件がありますが、たとえば「会員登録」「メールマガジン」「コメント投稿」など良く見るような機能は作り方もほぼ同じなので、一度テンプレートを作っておけば流用できます。
■テンプレートが無いとどうなるか?
私自身の経験談ですが、初めて入社したwebの会社で、ほぼゼロの状態からプログラムを書くことがありました。
しかし、先輩から「研修で使ったソースを元にして作っていいよ」と言われ、
そのとおりにやってみると、研修で使った機能がそのまま流用できる箇所が多く、
簡単なコピペでほぼ実装できることもありました。
もしテンプレートがなかった場合、本当に白紙の状態から書くことになっていたので、スケジュール的にも全く間に合わなかったです。
また、コピペと違って毎回微妙に違うコードになったり、タイプミスの可能性もあったりするので、バグが出来る原因にもなります。
テンプレートの有無をまとめると以下のようになります。
○テンプレートを使う場合
・以前使ったコードをコピペするだけなので簡単&速い
・完成しているコードを使うので質が高い
・以前使ったことのある機能なので内容がだいたい理解できている
✕テンプレートがない場合
・ゼロからプログラムを書くので時間がかかる
・毎回微妙に違うコードになったり、タイプミスの可能性もあって不安定
・初めて使うコードなので、想定外の動作の可能性も高くなる
■テンプレートの作り方
テンプレートの重要性が理解できたところで、具体的な作り方を説明します。
基本的には作成中or作成済みのプログラムを基に切り取る形で構築していきましょう。
既に書いてあるものなので新しく書く必要がないですし、実際に使われているプログラムの方が応用しやすいです。
また、同じコードを使い続けていると、段々と細かい機能を追加してパワーアップできます。
これがとても重要で、そうして肉付けしていったテンプレートは自分にとって最強の武器と言ってもいいくらいに育っていきます。
5~7件も案件をまたいだテンプレートならば相当に使えるレベルになっているはずです。
仕事が増えるほどプログラムのレベルも上がり、さらに時短もできる、メリットしかありません。
今まで学習したプログラムからでも、十分にテンプレートは作れると思います。
似たような課題が出てきたら、昔書いたコードを流用してみてください。
気付いたら自分だけのテンプレートが出来ているはずです。