【厳選1種のみ】IT業界に挑戦するための必須マインド
私の友人で、未経験からエンジニアになりたいという人が居ました。
その人は正社員自体の経験もなく、バイトや派遣での職種もバラバラで、エンジニアになりたい理由も「間違いなさそうだから」「手に職がほしいから」など不明瞭なものでした。
友人なのでアドバイスをしようと思っていたんですが、正直口を閉ざしてしまいました…笑。
私は企業勤めしていた時期に何度もリーダーとしてプログラマの採用面接を担当しています。
その時にも上記のような方はいらっしゃいましたが、ただ1つ、明確に違う点があれば採用の判断をすることもありました。
それは何でしょう?スキル?少なからずの経験?
この記事では、それが何かを解説しようと思います。
■状況分析ができること
では早速結論ですが、それは「状況分析ができること」です。
さらにはその状況を他人に説明できることをここでは指します。
例えば上記のような方が面接で来られた時、私は良くこう質問してました。
「出来ることと出来ないことを教えていただけますか?」
これに対し、例えば「今まで事務職だったので基本的なPC操作は問題なく、タッチタイピングもできます。プログラミングは趣味でhtmlを少し触ったことがある程度で、javascriptやRubyなどは言葉を知っているくらいです。」
これだけで十分なのです。
何故かというと、そもそもこちらは教える前提です。
教える側としては何を教えれば良いのか・何は教えなくてもいいのかが知りたい。
要は自己分析と目的(相手が何を求めているか)を踏まえて、要領の良い説明ができるかどうか。
これがエンジニアに取ってとても重要なスキルになります。
逆にこれが無い人だと、
「何もできません」→「何も」とは?
「プログラミングは未経験です」→じゃあ何なら経験あるの?
「htmlは知ってます」→じゃあ何を知らないの?htmlは完璧なの?
など、端的で何度も会話のやり取りが発生することになります。
ここで言いたいのは、面接時のやり取りが面倒というわけではなく、実際の仕事でお客さんがどういう状況で何を求めているかを正確に把握できるかどうか、ということです。
■状況分析ができるようになるには
ではどうすれば状況分析ができるようになるでしょうか?
色々なやり方があると思いますが、ここでは私がいつも行っている、メモ帳で出来る簡単な方法をご紹介します。
例として「買い物」について考えてみましょう。
今日の夕飯と、明日からの作り置きに必要な食材。それから乾電池、ティッシュ、洗剤などが必要とします。
まず「食材」「消耗品」と大きく分けます。
そして食材はそれぞれいつ食べる用なのか、どの料理に必要なのか、と分けていきます。
消耗品も同じ要領で、どこで・何に必要なのかで分けていきます。
そうすると以下のようなツリー状のメモが出来ると思います。
・買い物
└食材
└今日の夕食分:コンビニ弁当
└来週の作り置き
└浅漬け:きゅうり、わかめ、浅漬のもと
└生姜焼き:豚肉、玉ねぎ、キャベツ
└ポテトサラダ:じゃがいも、きゅうり、人参
└消耗品
└キッチン:スポンジ、洗剤
└その他:電池、ティッシュ
└その他:コンビニで申請書のコピー、PASMOのチャージ
上記が直感的にできるようになってくると、実際の仕事でも
「通販サイトを作りたいんだけど…」→「どんな商品?カテゴリは?支払い方法は?ターゲット層は?更新頻度は?誰が更新?」
などと必要な確認事項が瞬時にツリー状に頭に浮かび、クライアントに聞いて穴埋めしていく感覚が得られるようになります。
このように、状況分析は今からでも簡単に身につけられます。
この記事を読んだら、早速買い物メモを作ってみてください。
日常生活の中で意識するようにして、エンジニアに必要なマインドを修得しておきましょう!