【現場で当たり前に使う知識】概要とスケジュール感編
「ブログや動画で学んだことだけで本当に現場で通用するんだろうか…?」
「いざ仕事が来たときも慌てずに取り掛かれるだろうか…?」
学習中の方なら必ず不安に感じることだと思います。
私自身も、かつて独学でPHPを勉強していましたが、
現場に入ってから「あの時これを知っていれば…!」
と思うことが多々ありました。
このブログを見ている方は現役エンジニアの実体験を元に
最高効率の学習が出来ますのでご安心ください!
今回は、実際の案件がどういう流れで進むのか、その概要を
お伝えします。
これを知っておけば、案件に携わった時に何をすればいいのか、
次の段階に向けてどういう心積もりでいればいいのかなどが
予めわかるようになります!
■概要とスケジュール感
要件や規模、予算によってピンキリですが、ここでは1ヶ月程度の
比較的簡単なHP作成を例にします。
1.要件定義:2~3日
どんなHPにしたいのかをヒアリングし、文章や資料にしていきます。
誰向けのHPなのか、どういう目的なのかなどを聞き、
目的達成を目指して「要件」としていきます。
2.設計:5~7日
お客様から聞いた要件を、具体的にどう作っていくかを設計します。
プログラムをどういう構造で、どういうパーツに分けるのか。
各パーツはどういう機能を持たせて、どういう時に使うのか。
正直ここが肝です。ここがしっかりできていればプログラミングは
単純な作業になります。
逆にここが出来ていないと、試行錯誤しながらプログラミングすることになり、
最悪、手が止まってしまうこともありえます。
慣れてくると設計とプログラミングはほぼ同時に出来たりします。
3.デザイン:5~10日
基本はノータッチです。
ただ、顧客の要望はここで具体的に出てくるので、参加しておくと要点や要望が理解でき、後の工程(特にデバッグにかこつけた仕様変更(笑))の短縮化につながることも多いです。
4.コーディング・開発:5~10日
設計がしっかりしていれば後は手を動かすだけです。
ただ、細かいところで想定外はほぼ必ず起こるので、ある程度余裕(バッファ)を持たせてスケジュールを立てるのがコツです。
5.テスト・デバッグ:3~8日
実装したプログラムが設計通りに動作するかの確認をし、不具合があれば修正します。
通常の流れで想定した処理が行われるかを確認する正常系と、様々な場面やタイミングで想定外の操作をする異常系に大きく分かれ、異常系がメインとなります。
今回は全体の概要をざっくり説明しました。
詳細はまた別の記事で解説します。
■まとめ
・要件定義
・設計
・デザイン
・コーディング、開発
・テスト